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【海外視察】マレーシアのスーパーマーケット

2017.01.31

クアラルンプールにあるKLIA2という2014にオープンされた空港で長いトランジットがあり、空港内のスーパーマーケットを探検してきました。

 

この空港、国立新美術館も手がけた故黒川紀章氏が設計されており美しい空港です。
大型のショッピングモールが併設されレストランも多く非常に充実した空港であるため長時間のトランジットでも飽きる事なく過ごせます。

 

マレーシアは民族構成が極めて複雑な国の1つで多くの国籍の方が出入りしているため、食品の種類や傾向も様々なものが見られました。
ちなみにさすがと言ったところでしょうか空港内にベジタリアン専用のレストランもありました。
深夜便で羽田から飛んだので、朝ご飯を食べるところを探したのですが選択肢が多すぎて悩ましかったです….色んな国の味覚が誘惑してくるので!

 

結局、NZ Curry Houseで美味しいチャパティを食べ、腹ごなしに訪れたのは日常的なスーパーというよりは高級スーパーの趣がある「jayaGROCER」。

 

他のアジアのスーパーと大きく違う印象を受けたのはインド系のお料理に使うスパイス等が多いこと。
特にこちらのデザイン、ストーリーを感じるナチュラルで優しいタッチのイラストは、滋味豊かな自然食としてのカレーの味わいを感じさせます。
これもいわゆるボタニカルテイストでしょうか?素敵です。

 

また、インスタント麺やシリアル商品の豊富さは圧巻でした。

 

日本で開発された即席麺は今や全世界で食されるポピュラーな食品になりましたね。
皆さんご存知の映画「ドラゴンタトゥーの女」でもルーニーマーラー演じる主人公がマグカップで即席麺を食べるシーンがあり
舞台のスウェーデンらしからぬシーンでしたので今でも印象に残っています。あ、ラーメン食べてるみたいな….

 

タイ・台湾・ベトナム・上海とアジアを旅行しましたが味のバリエーションはマレーシアが一番多いかもしれません。
(この空港のスーパーがたまたまなのかもしれませんがフレーバーと種類の多さが群を抜いています)

 

ばらまき土産にもオススメです。The world of instant noodles!ですね。

 

 

 

特にシリアルは、大人向けのおしゃれな朝食のイメージシズルをメインにしたデザインもありますが、
大半はボリューミーで子供向けと思われるデザインがとてもにぎやかしくたくさん陳列されていました。

 

5年程前に行ったNYのオーガニック系のスーパー「Wholefoods」「Trader Joe’s」は大人向けでナチュラル、
他の店舗でもさすがにシリアルは米国では定番の朝のメニューですので、特に子供向けが多い印象は受けませんでした。
マレーシアではラインナップを見る限り主にお子さんに向けに販売されている印象でした。
日本以外のアジアと言えば屋台で朝食というのが定番だからでしょうか?

 

日本でも最近でこそグラノーラブームで大人向けのシリアルが多くなりましたが昔は子供向けの商品しか見なかったような…。
世界の朝食事情とシリアルが世界を席巻している様子が垣間見えた瞬間でした。

 

 

トイレタリー商品も置いてありました。

とりわけこちらのヘアケア商品はボタニカルな総柄でありながらも
ペールトーンで大人な雰囲気を演出しており素敵です。

 

 

海外ではいわゆる柔らかく甘さのあるかわいいと感じるようなタイプの商品は完全に子供向けであるものが多く (ex:D社プリンセスシリーズ)
日本では比較的20前後からアラサーに向けての商品でも柔らかく甘い可愛らしさのあるテイストのものが
他国に比べると多いのが特徴的だと思います。
好みのファッション然りですね。
そんな独特な日本人の感性も海外に出ると改めて認識する事が出来ました。

 

ちなみに余談ですが私も含めて日本女性が使う「かわいい」という言葉の概念は「cool!」にほぼ近いと思います。
(↑よく困惑される男性がいるのでとりあえず書いておきます。高級レストランなどで料理にかわいいと言っている娘がいたらそう思ってください)

 

この後、出国し着いた滞在先のカンボジアでも土産屋の売り子さんが「これかわいい10ドル」と呼び込みをしていました 笑

 

日本語を勉強したいというカンボジアの娘も知っている日本語が「かわいい」でした。
「Cool Japan」より「かわいい」のほうが世界に浸透しているように思えた、そんな旅でございました。
(Katsu)